【農園日記】五感で畑を見ていた祖母。「お彼岸を過ぎたら色々育つ」の言葉、お彼岸に思うこと

皆様、おはようございます! 週末は長靴に履き替えて。イデファームの週末農家日記です。

彼岸の真っ只中ですね。 この時期になると思い出す、私の祖母(ばあちゃん)の言葉があります。

ばあちゃん

『お彼岸を過ぎたら、畑のものは色々育つんだよ』。

今日は、そんな言葉を残してくれた、パワフルで聡明だった祖母のお話をさせてください。」

目次

パワフルな行商から、五感の達人へ

祖母は、とても聡明な努力家でした。 女学校の頃は、大変な読書家だったそうですが、結婚後に農家に嫁ぎました。
若い頃は家の庭で山羊や鶏を飼い、自分たちで作った野菜を行商に売り歩く一方、家の光(農協の婦人誌)を読んでは新しい料理を作ったりと、とにかく休むことなく頭を使いながらパワフルに動く人だったそうです。

そんな祖母ですが、晩年は目の病気を患い、実際に畑へ出ることはなくなってしまいました。
しかし、畑に行かなくなったからといって、農家としての感覚が鈍ることは全くありませんでした。
むしろ、目が見えなくなった分、耳や嗅覚、肌で感じる触覚などがとても敏感に研ぎ澄まされていったんです。

畑に行っていないのに、どうしてわかる!?

祖母は家の中にいながら、畑仕事から帰ってきた祖父に向かって突然、こんな風に言うことがありました。

ばあちゃん

「じいさん、あれ、まだやってないんじゃないか?今の時期にやらないとダメだよ。」

図星を突かれた祖父は、**「畑に行ってないのに、どうしてわかるんだ!?」**と本気で驚いていました。
吹く風の匂いの変化、雨の音、肌に当たる日差しの強さ。
祖母は目が見えなくても、その研ぎ澄まされた「五感」を使って、季節の移ろいや畑の土の乾き具合を正確に感じ取っていたのだと思います。

受け継いでいきたい、季節を感じる力と工夫

カレンダーの日付だけを見て農作業をするのではなく、自然の発するサインを五感で受け取る力。
そして、若い頃から様々な工夫を凝らして、たくましく農業に向き合ってきた姿勢。

これこそが、私たちがイデファームで受け継いでいきたい一番の財産だと、今日このお彼岸の日に改めて感じています。 さつまいもの苗床を発酵熱で作ったり、作った野菜を庭先で無人販売したり、今のイデファームにある「工夫」のルーツは、間違いなく祖母から繋がっているものです。

まとめ

祖母の「お彼岸を過ぎたら色々育つ」という言葉通り、イデファームの畑でも野菜たちが目に見えてグンと育つ準備を始めています。 私たちも祖母のように、五感を研ぎ澄ませて、春の畑のサインを見逃さないように農作業に励みたいと思います。

家の前の無人販売所にも、これから少しずつ春の息吹が並び始めますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

それでは、お休みの方も、お仕事の方も、今日も一日ぼちぼちいきましょう。

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