【農園日記】電気ゼロで30度!?自然の発酵熱で作る「さつまいものポカポカ苗床」

皆様、おはようございます! 「週末は長靴に履き替えて。」イデファームの週末農家日記です。

トラクターでの田おこしに続き、畑では秋の大人気野菜「さつまいも」の準備も始まりました! さつまいもは、種ではなく「苗(ツル)」を植えて育てるのですが、その苗を育てるための「ベッド(苗床)」作りが、とっても奥深くて面白いんです。

さりー31

「今日は、電気やヒーターを一切使わない『自然の魔法のホットカーペット』の作り方をご紹介します!」

目次

落ち葉と自家製「稲藁」で作るミルフィーユ!

さつまいもの苗床は、ただの土ではありません。

まずはベースとなる枠の中に、たっぷりの「腐葉土(ふようど)」を敷き詰めます。写真に写っている赤い機械は、次に乗せるものを細かく砕くためのカッターです。

腐葉土の上から、細かく破砕した「稲藁(いなわら)」をフカフカに敷き詰めます。
実はこの稲藁、昨年の秋に我が家で収穫したお米の藁をとっておいたものなんです!

お米を収穫した後の藁は決してゴミにはならず、こうして野菜を寒さから守るお布団になったり、土の栄養になったりと、畑で大活躍してくれます。田んぼと畑の命がしっかり繋がっているのを感じて、なんだか嬉しくなります。

ここに、お水をたーーっぷりと回しかけて稲藁にお水が全体に回るようにしっかりと混ぜ合わせ、最後にビニールをすっぽりと被せたら、簡易ビニールハウス(トンネル)の完成です!

1週間後、驚きの変化が!

さて、ここでクイズです。どうしてわざわざ腐葉土や藁に水をかけて、ビニールで密閉したのでしょうか?

今の時期、外の温度はだいたい15度くらいです。 南国生まれのさつまいもにとって、15度は「寒くてお布団から出られないよ〜」という温度。発芽させるには、もっと温かい環境が必要です。 そこで父が教えてくれたのが、この苗床の秘密でした。

父さん

「今の温度は15度だけどな、このまま1週間くらい経つと、微生物が藁や落ち葉を分解して『発酵』が進むんだ。そうすると、自然の発酵熱だけで温度が25度から30度まで上がるんだぞ!」

さりー31

「ええっ、30度!?土と藁にお水をかけただけなのに、お風呂の温度くらいまで上がるの!?」

先人の知恵と、秋へのワクワク

そうなんです!電気も何も使わずに、自然の力(微生物の発酵熱)だけで、さつまいもが大好きなポカポカのベッドを作り出しているんです。 昔の農家さんたちの知恵って、本当にすごいですよね。

1週間ほど経って、苗床の中が25度〜30度の適温になったら、いよいよ種芋となる「さつまいも」を腐葉土と藁の間に忍ばせます。 そこで自家製の稲藁に包まれながら、可愛い芽を出してくれるのを待つというわけです。

まとめ

まだまだ春が始まったばかりですが、畑の時間はもう「秋の収穫」に向けて静かに動き出しています。

美味しい焼き芋やスイートポテトを想像しながら、まずはこの苗床がしっかり30度まで温まってくれるのを楽しみに待ちたいと思います! 今週もイデファームの無人販売所でお野菜を手に取ってくださった皆様、ありがとうございました。

それでは、明日からの平日もぼちぼちいきましょう!

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