皆様、おはようございます!
現在、イデファームの家の前にある無人販売所は、冬野菜と夏野菜の入れ替わりの「端境期(はざかいき)」でお野菜が少なめですが……私たちのバックヤードでは、すでに夏に向けた大忙しの準備が始まっています!

写真は、大切に温度管理をしている「苗床(なえどこ)」の様子です。新聞紙のお布団をかけて、乾燥や寒さから守っています。 今週から、アイコ(ミニトマト)、ズッキーニ、きゅうり、そしてソフトナスといった夏野菜たちの種を蒔き始めました!
さりー31あれ?トマトやズッキーニはポットに種を蒔くの?この間春大根の種を「みっつっつ」まいたけど、その時は畑に直接まいたよね?
過保護に育てる「苗床」と、スパルタな「直播き」
種まきには、大きく分けて2つの方法があります。 1つは、写真のように小さなポットや苗床で「苗」になるまで大切に育ててから、畑にお引越し(定植)させる方法。 もう1つは、最初から畑の土に直接種を蒔く**「直播き(じかまき)」**という方法です。
トマトやきゅうりなどの夏野菜は、まだ外の気温が低い今の時期に種を蒔くため、寒さにやられないように苗床で過保護に(笑)温かく育ててから、気候が良くなった頃に畑へデビューさせます。


「じゃあ、全部温かい苗床で育ててから畑に植え替えれば、失敗がなくて良いんじゃないの?」 そう思う方もいらっしゃいますよね。
大根やにんじんが「絶対にお引越しNG」な理由
実は、野菜の中には**「絶対に植え替え(お引越し)をしてはいけない野菜」があるんです。
その代表選手が、冬の間イデファームでも大活躍してくれた「大根」をはじめ、「にんじん」「カブ」「ゴボウ」**などの根菜類です。
これには、大きく3つの理由があるんだそうです。
① 根っこの先が傷ついて「又根」になる
大根やにんじんは一度根を下ろしたら、そのまま真っ直ぐ地中深くへ伸びようとします。もし植え替えをすると、デリケートな根の先端が少しでも傷ついたり曲がったりして、成長した時に先が二股に割れた「又根(またね)」になってしまいます。
② 目に見えない「細い根」が切れて栄養失調に
これらの根菜には、水分や養分を吸い上げるための目に見えないほど細い毛のような根っこが無数に生えています。植え替えで土から引き抜く際、この細い根がブチブチと切れてしまい、その後の成長が著しく悪くなってしまうんです。
植え替えられると「命の危機」を感じて焦る!?
そして、個人的に一番驚いた理由がこちらです。
③ 命の危機を感じて、根っこを太らせるのをやめてしまう
植物は強いストレスを受けると、「このままだと枯れてしまう!早く子孫を残さなきゃ!」と本能的に焦ります。 大根などの場合、植え替えのショックを受けると、根っこに栄養を蓄えて太ることをやめ、急いで花を咲かせて種を作ろうとしてしまうんです(これを「トウ立ち」と言います)。
その結果、私たちが食べる部分はスカスカで硬く、美味しくないお野菜になってしまいます。



「抜いた大根や人参は畑に戻しちゃダメだよー。」
まとめ


「温かいベッドで育ててからデビューさせる夏野菜」と、「生まれた場所で真っ直ぐ根を張る根菜類」。 同じ野菜でも、それぞれの性格や体のつくり(個性)によって、育て方が全く違うんですね。
今、苗床でぬくぬくと眠っているアイコやズッキーニたち。 夏になって、家の前の無人販売所に色鮮やかな夏野菜たちがズラリと並ぶ日を、どうか楽しみにお待ちくださいね!
それでは、今日も一日ぼちぼちいきましょう。









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