【農園日記】落花生「おおまさり」の種まき!名前の由来に隠された「あえてマルチを敷かない」理由とは?

落花生の種まき

皆様、おはようございます! 週末は長靴に履き替えて。イデファームの週末農家日記です。

5月も中旬を過ぎ、畑の作業はますます大忙し!
この週末は、我が家の夏の終わりから秋にかけてのお楽しみ、落花生の種まきを行いました。 品種は、大粒で甘みが強い人気の**「おおまさり」**です。

実はこれ、司令塔である父の「大好物」。父の気合もいつもより入り、大事に植え付けています(笑)。

ジロ

収穫したての落花生を茹でて食べる、茹で落花生を味わえるのは生産者の特権だよね!

目次

3粒ずつの種まきと、カラスとの攻防戦

植え方は、これまでに植えた大根やさやいんげんと同じスタイル。 1箇所に3粒ずつ、だいたい30センチほどの間隔をあけながら、土へポトンと落としていきます。

しっかりと土を被せたら、ここからが一番油断できないポイント。 すぐに上から**鳥よけの「不織布」**をふんわりとかけてガードします。

なぜなら、落花生の種(豆)はカラスたちの大好物。この不織布をサボってしまうと、あっという間に見つかって、全部掘り起こされて食べられてしまうんです……!
無事に発芽するまでは、この白いベールで大切に守ります。

知って納得!なぜ「落花生」という名前なのか?

前回のトマトのブログで、「イデファームではあえてマルチ(黒いビニールシート)を敷かない」というお話をしましたが、今回の落花生もトマト同様、マルチは一切使いません。

トマトは「追肥をしやすくするため」でしたが、落花生は全く別の、植物としての不思議な生態が理由なんです。

そもそも、なぜ「落花生」という名前がついているかご存知ですか? 文字の通り、**「花が落ちて、実が生まれる(生る)」**からなんです。

落花生は夏になると、地上の茎に可愛らしい黄色い花を咲かせます。ここまでは普通の野菜と同じなのですが、なんと受粉が終わると花が枯れ落ち、その花の根元から**「子房柄(しぼうへい)」**という紐のようなクギが地面に向かってぐんぐんと伸びていくんです。 そして、そのまま自分で土の中に突き刺さり、土の中で先端がふくらんで、私たちがよく知る「ピーナッツ」の形になります。土の上で花が咲くのに、実は土の中で育つという、とってもユニークな育ち方をするんですね。

だから落花生はマルチを敷きません!

さあ、ここまで来れば「マルチを敷かない理由」が見えてきますよね!

もし畑に黒いビニールマルチを敷いたままだと、上から伸びてきた子房柄がビニールに阻まれてしまい、土の中に潜り込むことができなくなってしまいます。つまり、実がならなくなってしまうのです。

植物の自然な生き方に合わせて、あえて何も敷かずにフカフカの土のままにしておく。これが、落花生にマルチを敷かない理由です。

まとめ

自分で土に潜って実をつけるなんて、本当に面白い実の生まれ方ですよね。

秋になって、掘り起こしたてのみずみずしい「おおまさり」を大きな鍋でじっくり茹で上げ、ビールと一緒にいただく瞬間はまさに至福の一言。この瞬間のためにも、まずはカラスに負けず、無事に可愛い芽を出してくれるのを待ちたいと思います。

皆様も、季節の変わり目ですので体調に気をつけて、今週もぼちぼちいきましょうね!

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